とんび
おはようございます。今日は金曜日ですね。華金なので飲みに行く人が多いのではないでしょうか。
それでは本題。
最近意識的に本を読むようにしてます。
知識だったり
情報だったり
理由は様々なのですが、、、、、
今回はずーっと前から好きな重松清の「とんび」をよみました。
いつも読後は目頭が熱くなるので電車で読むときは注意が必要です笑
本のあらすじはこんな感じ。
昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。
→ とんび (角川文庫)
2年前に佐藤健主演でテレビドラマ化されたんですけどもね(テレビでは佐藤健側の息子の方目線で描かれています。)この主人公のヤスさんがねぇ、もうどうしようもないんです。
不器用で恥ずかしがり屋ででも気が強いところもあり、ひねくれモンかと思えば、きちっとスジが通ってないと嫌な頑固な親父さん。
でも、子だったり仲間を思う気持ちだけは誰にも負けない、熱いお父さん。
そんな親父とは対照的な賢くて優しくて几帳面な息子アキラ。
その二人を温かく見守る周囲の人々。
まさに「鳶が鷹を生むですよね」
出てくる人みんなあったかいし、やさしいし、時には厳しいけどホントにその人のことを思ってるからこその厳しさなんだろうなぁっていうのがすぅーっと心にしみてくるんです。
印象に残ったところは本当にいっぱいあるんですけれど、その中のひとつをちょっとだけご紹介したいと思います。
最後のシーンです。
「幸せってなぁに?」
と子供に尋ねられてヤスさんが
「こういうことじゃ!」
とその子をぎゅーっと抱きしめるシーン。
これが本当の愛の形ですし、仕合わせというのでしょう。
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