そして父になる
みなさんこんばんわ#89です!
今日読み終わった本について書きたいと思います。
福山雅治が主演で話題となった是枝監督の「そして父になる」を読みました。
大まかなあらすじは
エリートサラリーマンで出世街道まっしぐらだった野々宮良多の6歳になる子どもは取り違えられた赤の他人の子どもだった――。血の繋がっていない子どもと自分の血を引く本当の子ども。果たして彼らの家族はどのような決断をすることになるのか?
というのが大まかなあらすじです。
私はどちらかというと良多側の家族方針でした。
両親は共働きで大卒でしつけは厳しく
中学受験をしちょいエリート笑?街道でした。
だからかあまり雄大の方の方針にはひかれません。
十分感謝していますし、今の生活に満足してる部分が多いからです。
まぁそれでも雄大の方は貧乏だけど温かい家庭で育っているから、子どもはグレたりはするけれど、将来まっすぐ育つのかもとは思います。
大人になってからは、絶対に良多の教育方針にがいいと思うのが自分の経験談ですけどね。
でも親父はやはりオヤジっぽい親父ではなかったのかもですが笑
「 八日目の蝉 」でも、誘拐された娘はいつまでも本当の母親を母親として認識できず結果的に両親を恨む感じになりましたが、取り違えられた子どもはどう思うのでしょうね。
印象的な最後のシーン
「そうだよな。でもな、六年間は……六年間はパパだったんだ。できそこないだけど、パパだったんだよ」
良多が慶多を抱きしめて言う一言です。
タイトルが「 そして父になる 」
よーやく父になりました。
今まで厳しい優しさのない自分を恥て、自分はそれでも父親として、慶多の父親として一生懸命頑張ってきたんだ、という良多の思いが溢れ出ています。
家庭とは、父親とは、本当の幸せとはというものを考えさせられる作品でした。
#89
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